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Q
雑種の犬でも診てくれるのですか。
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A
我々獣医師にとっては,雑種の犬も血統書付きの犬も、なんの分け隔てもありません。
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Q
犬猫にも健康保険はないのですか。
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A
最近では保険会社が経営している保険がありますが,国民健康保険のような公的な保険はありません。
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Q
どうして動物病院によって治療費が違うのですか。
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A
犬猫には公的な健康保険がないことは前問の通りです。また動物病院の診療費は、「独占禁止法」により自由診療と決められているので、動物病院によって治療費が違います。
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Q
良い動物病院を選ぶポイントはどこにあるのでしょうか。
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A
良い患者-獣医師と関係は両者の信頼関係の上に築かれます。獣医師のどの部分を見て信頼を置くかは、それぞれの患者さんによって違うと思われます。尋ねてみたいことを率直に担当獣医師に伝え、ご自分の納得のいく獣医師を選ぶことが一番大切な点ではないでしょうか。なお、この場合の信頼関係は双方向性のものであることもお忘れないようにお願い致します。
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Q
野良猫のためにいろいろ困っています。毒を撒いてもいいのでしょうか。
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A
絶対に行わないで下さい。法律で罰せられる事があります。
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Q
我が家の犬は一日中吠えてうるさいのですが訓練所に預ければおとなしくなりますか。
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A
吠えるのには吠えるなりの理由がある筈です。まずその点をはっきりさせることが大切です。吠えているのを止める訓練をすることは出来ても,何があっても吠えないようにすることは至難の技です。
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Q
家の中で飼っている小型犬は狂犬病の注射を打たなくても良いと聞きましたが本当でしょうか。
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A
現在の法律では,家の中で飼っているとか、小型犬でおとなしいというようなことで狂犬病の予防注射を受けさせる飼い主の義務が免責されることはありません。
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Q
もう何十年も日本では狂犬病がないのに何故予防注射を打たなければいけないのですか。
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A
確かに動物での狂犬病の発生は日本でこの40年ありません。しかし人間での発生報告があるように外国では撲滅された伝染病ではなく、人的物的被害は増加傾向にあるとさえ言われています。日本は島国なので水際防疫が最も重要なのですが、完璧に防ぐことは実際には不可能です。ここにこの予防注射が継続されている理由があります。
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Q
犬のフィラリアは猫や人にも移ると聞きましたが本当ですか。
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A
本当です。ただしその感染の状況には、かなりの差があります。
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Q
猫のノミは犬や人も刺すのですか。
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A
人の皮膚科医師の分野ですが、事例としてノミが人に刺して、吸血されたとよく耳にします。
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Q
不妊や去勢の手術をすると太ると聞きましたがどんなものでしょうか。
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A
手術がホルモンバランスに影響を与えることは確かなので、太る傾向があることは事実です。しかしそれには個体差がかなりあります。術前にどの程度太るかを知る術は今のところ確立されていません。
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Q
不妊手術は、初めての生理の前にしたほうが乳がんや子宮ガンにならないので手術するように動物愛護団体にすすめられましたが本当ですか。
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A
乳がんに関してはそのような疫学的データがあります。子宮ガンについては,手術で子宮をとってしまえば罹るはずがありません。考慮すべきは、手術を受けることで起こりうる事例を知っておくことです。詳しくはかかりつけの獣医さんにご質問ください。
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Q
犬のお産は軽いというのは本当でしょうか。
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A
軽いこともあれば重いこともあります。ときには帝王切開が必要な場合もあります。犬は生理(発情出血)中に妊娠し、妊娠期間は58~65(標準63)日です。分娩予定日前には獣医さんに一度診てもらうことをお奨めします。